お金の話 About Money

家を買うときには、物件そのものの価格以外にもさまざまな費用が必要にります。 家を買うとき、また、買った後に、どういうお金が必要になるのかを見てみましょう。

不動産購入時の費用の考え方

不動産購入時には「物件価格」と「諸費用」が必要です。 物件価格とは、建物のみ購入する場合はその建物の金額、土地も購入する場合は土地代も含みます。 住宅ローンを組んで毎月返済していくのが一般的です。

諸費用とは、その他不動産購入にかかる税金、手数料、保険料、引っ越し代などの総称です。 諸費用は住宅ローンに組み込まず、基本的には一括(現金の場合もあり)で支払います。

そのため、不動産購入時には頭金の他に、諸費用分のまとまったお金は用意しておく必要があります。

諸費用は新築の場合、物件金額の3~7%が相場と言われています。

売買契約時の諸費用

印紙税

不動産購入時の諸費用には様々な税金が含まれています。 売買契約書は課税対象の文書のため、規定金額分の印紙を貼って提出をします。

決済・引き渡し時の諸費用

印紙税

不動産購入時には住宅ローンを組むことが一般的です。 住宅ローン契約書は課税対象の文書のため、印紙を貼って提出し、税金を支払います。

司法書士への報酬

登記手続きは司法書士が行います。

固定資産税、都市計画税

固定資産税とは、所有する固定資産(住宅)に対して課せられる税金です。 土地・建物をその年の1月1日時点で所有している人に対して、5月~6月頃に自治体から納税通知書が届きます。

不動産取得税

不動産取得税は、不動産を取得した人が都道府県に支払う税金です。 自治体から納税通知書が届き次第、コンビニや郵便局などで支払います。

融資手数料

住宅ローンを組む時に金融機関に支払う手数料です。

住宅ローン保証料

住宅ローン保証料とは、万が一住宅ローンの返済ができなくなった時に、住宅ローンの肩代わりを保証会社にしてもらうためのお金です。

団体信用生命保険料

住宅ローンを組む時には、必ず団体信用生命保険に加入しなければなりません。世帯主に万が一のことがあって住宅ローンを払えなくなったときに、残債を払わなくても済む保険です。

火災保険料

火災保険とは、火災や様々な災害から不動産を保証する保険です。 火災だけが補償の対象となるイメージがありますが、台風や落雷などといった自然災害、水漏れや盗難、車を当ててしまったなど様々な損害も対象となります。

地震保険料

火災保険は地震は対象ではありません。 地震による不動産の損害は地震保険が保証してくれます。

引っ越し時の諸費用

引っ越し代

移動距離、家財の量、時期によって変動します。特に3月末、年末は引っ越しのピークになるので、価格が大幅に上がります。

インテリア、家電

住宅を購入したら、インテリアや家電も新しくしたい!という方も多いでしょう。ソファーやダイニングテーブル、ライトなどを購入する場合には資金が必要です。

手土産、ご挨拶はがき代など

引っ越しのご挨拶の際の手土産や、住所変更を知らせるご挨拶はがきなどの費用もかかります。

引っ越し後の諸費用

引っ越し後には、毎月の住宅ローン以外にも支払う諸費用があります。

町内会費の支払い

一戸建ての場合は、引っ越すと町内会への加入を薦められることが多いです。 定期的に徴収があり、ゴミ捨て場の管理、清掃、パトロール、町内会イベントに使用されます。

修繕リフォーム費用

一戸建ての場合、マンションのように管理や修繕のための定期的な支払いはないですが、修繕費用は必要になってきます。例えば、キッチンやお風呂などの水まわりの交換には200万~300万円ほどが必要で、外壁や屋根の修繕にも、100万~200万円の費用がかかります。10~15年程度の周期でまとまったリフォームに対応できるよう、購入時からきちんと備えておく必要があります。